熟年婚活(老年期)
こんにちは 澤田です。
先日 『性とこころ』関連学会に行ってまいりました。
榎本クリニック主催の学会で 男女関係をあらゆる視点で研究されている方々の講義です。
その中で『熟年婚活』を取り上げたのが家田荘子氏。
作家でありながら僧侶、ドキュメンタリーを執筆されてきた経験から
将来、駆け込み寺をつくろうと決意!寺を作るには僧侶になる必要があると
7年がかりで勉強されたそうです。
そして15年前から人は何歳くらいで 人を好きになるのを諦めたり
性的欲望をなくしたりするのだろうか その疑問から
中高年~老年期の恋そして性について調べられたそうです。
『熟年婚活』家田荘子著
1年に渡り、老人ホーム 婚活ツアー パーテイ等に潜入し
リアルな恋の世界をドキュメンタリーで描かれています。
男女交流OK!VS 男女交流NG 老人ホーム
入った瞬間にすぐわかると書かれています。
私自身読んでみて 年齢さえ書いていなければ
30代のどろどろ恋愛事情と変わりはないと思いました。
嫉妬あり 三角関係あり 恋の終わり方あり 是非読んでみてほしいです。
中高年では 関東 VS 関西 イベントの雰囲気こうまで違うか
婚活現場で見た 強欲な女性達!等々
そんな面白い視点で描かれています。
もう○○歳だからじゃないんだ まだ○○歳だと思って恋をする。
そんな言葉を残してくれた80代の男性。
結論
人生を楽しむことはいくつになっても変わらない!
そして私自身15年程前でしょうか
同時期に83歳の男性を3人お世話した時がありました。
共通点はお洒落であること そして恋をする元気があるのだから実に若々しい。
その中の一人 現役時代は勲章を授与された程の立派な生き方をされてきた紳士。
1年位活動していたように記憶しています。
当会員の70歳の女性を紹介。暫くお付き合いすることになりました。
その女性が彼のことをこう言ったのを覚えています。
『いつもお洒落に気を使っていて 素敵な男性なんですよ。
美味しいものもご馳走してくれて話も弾む。でもね澤田さん エレベーターの中や
ちょっとした物陰でベタベタしたいんでしょうね キスしてくるんです。 』
これを聞いたときに 想像が出来ずにいた私は吃驚・゜・(ノД`)・゜・
でも同時にあっぱれ!でした。
その彼が1年ほどして電話をかけてきました。
『これから入院してきます。澤田さん素敵な出会いを一杯させてくれて有難う
きっともう戻れないと私は思っています。でも最高に幸せな人生の締めくくりでした』
こう言われた時、この仕事って素敵だ!そう思いました。
その後彼からの連絡はなくなりましたが
お見合いが終わると 和紙に達筆な縦書き文章が手紙で送られてきたこと
事務所に来るときは お洒落な帽子をかぶったり イキな和服を着こなしてきたこと
そして今でも優しそうな笑顔だけが私の脳裏にやきついています。